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家づくりの想いを綴る タガハウスのブログ

2013.07.04北野の家 新築工事物語

屋根造作完了 7月1日

屋根造作完了 7月1日

 

 
120年生の今立産の杉

120年生の今立産の杉

赤松丸太の梁の記録墨

赤松丸太の梁の記録墨

6月27日に建前をしました。梅雨の最中でしたが雨に遭わずに7月1日まで屋根仕舞い出来ました。( 神様に感謝、感謝 (^o^)

この住宅の施主に初めてお会いしたのは昨年の5月でした。タガハウスの協力業者の紹介でした。

それから丁度1年が立ちました。

まだ壊すのはもったいない住宅でしたが、家族状況や諸々の条件が変わり建て直す事に成りました。

一年掛けて計画をまとめ5月から工事に入り現在に至りました。

当初より普通の家が希望でした。普通の柱と梁で普通の外観であまり目立たない上品な外観が希望でした。

つづく

解体前(昭和30年代の建物でした

 

内部、外部の仕上げから 解体

内部、外部の仕上げから
解体

鉄骨の物置を残して綺麗に解体出来ました

鉄骨の物置を残して綺麗に解体出来ました

今回の工事に巡り合わせたのはタガハウスの協力業者の紹介で巡り会えました。昨年の5月でした。

早速現場調査を開始して半年ぐらいの時間を掛けてプランを纏めて行きました。

今年5月から、解体工事に着手して順調に工事が始まりました。

最近の解体工事は大変厳しいルールで行います。

一般の方が思われているより遙かに丁寧に分別をしています。

現場で分別解体をします。運搬車に混載は出来ません。全て別々のトラックに積まなければ成りません。

そして全ての解体材をリサイクルの資源として専門業者に集積いたします。

埋立に回すのは僅かな土砂、ガラ、陶片ぐらいです。

一昔前の大規模な不法投棄の教訓により大きくルールが変わった結果です。

つづく

祭壇のお供え

かりそめの儀式

かりそめの儀式

 

日本の神様の世界とギリシャ神話とは似通った所があり一つ一つの所作にもそれぞれに意味があります。

最初の写真に有りますお供え物、降臨して来た神様に召し上がって頂くご馳走です。神様がお座りになって右手にご飯、左に魚、真ん中にお酒

二の膳に副菜の野菜、果物などを綺麗に盛りつけます。このお下がりをお施主様と身内、関係者に分けて頂く事により御利益を給わります。

起工式の鍬入れ儀式

起工式の鍬入れ儀式

主が自ら鎌を取り草を刈り、敷地を平常にします、神職が宝物を撒き邪鬼を鎮めます。不浄な物を払い清めます。そうして神様に返って頂きます。

全てイマジネーションの話しですが何の疑問も持たずに永々と営まれてきました。まさに宗教の力です、日本人の心の拠り所だと思います。

私が鍬入れ式をしていますが、起工式をしている事になります。地鎮祭とは本来別の儀式ですが簡略化して一緒にしています。

つづく

年代物の金木犀
年代物の金木犀

年代物の金木犀

防湿シート

防湿シート

鉄筋組

鉄筋組

元の庭に年代物の金木犀が立っていました。思い出の庭木なので移植して残す事にしました。

地盤改良をした後に砕石ガラを暑く敷き固めその上に防湿フイルムを敷きます、鉄筋を組ベースコンクリートを打設する準備を整えて行きました。

最近の世の中の建物の現場を見ていますとほぼ全ての現場で砕石ガラを敷き固めしていません。せっかく表層改良した固い地盤の上に直接コンクリートを打った方が丈夫だと思っているのでしょう。

実に技術的に浅はかで未熟な考えです。人事とはいえ同じ技術者として情けないやら、腹が立つやらで怒り心頭です。

何も知らない施主が気の毒でなりません、

何千万円もする大事な住宅の予算の中で20万円程の予算を掛けるか掛け無いかで、住宅が10年か20年でだめになるか、100年、200年持つかの違いが出てきます。

私は住宅屋として絶対にガラ敷きの手抜きはしないと心に決めています。ガラ敷きは荷重伝達の平準化の役割を担っていますし。何より断熱効果が有ります。真夏の気温が30度になるとき、地面と直接接しているコンクリート表面は冷たいのです。生ビールのグラス表面の結露と同じ現象が床下のコンクリート表面で起こっています。床下のコンクリート上に水が溜まるぐらい結露水で湿気ています。その上ほとんどの住宅がベニヤで造られています。最悪です。福井県は元々湿度が多い地方です。

すでにガラ敷きをしなくなって15年ぐらい経って来ています、これから凄い勢いで住宅の劣化が出てくるでしょう。

つづく (7月8日)

ようやく基礎が完成しました

ようやく基礎が完成しました

 

最近の基礎は総土間ベース基礎です。低盤を構築して防湿コンクリートとし、耐圧デースとします。低面全体で積載荷重を地盤に伝えます。

従って柱の降りてこない所の立ち上がり基礎は無くし床下を開放的にして風通しを良くします。点検もしやすくします。

先ほどの話しに戻りますが、砕石地業を省いた時、条件が重なるとこのコンクリートの上一面に結露水が溜まっています。

新たな施主の比較的新しい住宅の修理依頼で床下に入るとまるで水道水が漏れて溜まったように見える事がたまにあります。

何ともお気の毒で言葉の掛けようが有りません。玄関を入ったとたんにかび臭くて直ぐ解ります。しかしお客様は慣れていて解っていません。

根本的には直しようがありません、対処療法しかできません。

典型的な軸組工法です

典型的な軸組工法です

柱の長ホゾ栓差し工法

柱の長ホゾ栓差し工法

タガハウスは柱の上下のホゾは長く差し込みますそして木のクサビ(栓)をさして抜けない様に組んでいきます。 梁や桁などは全て今立、池田産の杉の木を使用しています。 梁の長さは13mまでは一本で造ります。梁の巾も普通は12㎝(4寸巾)ですがタガハウスは15㎝(5寸巾)にしています。 長くて大きいためにプレカットは出来ません。全て大工さんの手加工で刻んでいます。 今では墨付けをして手加工出来る大工さんはほとんど居なくなってしまいました。そしてとても高齢になってしまいました。 タガハウスでは見習い大工を常時育成しています。一人前になるまで7~8年掛かりますそして卒業していきます。 この住宅にも1人の見習大工が棟梁の元で修行に励んでいます。 何処の建築やさんも全てプレカットで建てています、大工職を育てようなどとは全く思っていません。ましてや左官、タイル、石工、建具、家具職など 育つわけがありません。 建前をしてから2ヶ月も経たずに完成するような住宅が主流になりました。既製品を組立ただけの何の潤いもないビニールとプラスチックの箱でしかない住宅ばかりになりました。

 

 

 

 

排水ヘッダー 写真は排水ヘッダーです、家じゅうの設備の排水を床下空間の間で一か所に集める集合排水器です。

従来と違って地面の中に埋めませんので何十年か経って故障が起きても管理ができ、修理可能です。

排水パイプの見える化です

このヘッダーを通った後は一本の太いパイプになりますので公共下水マンホールまで埋設します。

このヘッダーは一軒一軒違うのでその都度設計をしてメーカーに制作依頼をします。

外回りのたくさんの排水マンホールが無くなりますのですっきりとして工事費も安くなります。

サイジング貼り外回りのサイジングを貼り始めました。

3尺幅で櫛目のサイジングです 、正面の一部は珪藻土壁で仕上げます。

11月20日になってポーチの屋根が出来上がりました。天井柾目板貼りS菱葺きS

 

 

天井は今立で採れた杉の木の柾目板の目透し貼りです。

屋根はGL鋼板の菱葺きで葺いています。

全体になだらかなむくり屋根になっていて上品な雰囲気に仕上がっています。

正面からは柱が並んでいて軽快な中にも玄関としての趣が出てきました。

土間の仕上げはお施主様の提案のデザインが織り込まれていきます。

とても楽しみです。

つづく

年が明けて新しい気持ちでスタートしています。

現場も足場が取れて内部も随分できてまいりました。

断熱材の充填も終わり、現在は床のフロアー貼り、ドアーの枠取付、などの造作工事をしています。P1130744s

これから40日ぐらいで造作も終わりクロス貼り、石貼り、などに進んでいきます。

つづく

 

 

 

 

 

 

 

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